レーシック体験記(5) 手術当日 その2

手術後すぐに診察室に入り、先生が目の中をのぞき込みます。
「問題ないですね」ということで、すぐに診察は終わり。その時に、左右の視力が少し違っていたのですが(左目の方がややはっきり見える)、それについて訊ねると、まったく心配しなくても大丈夫とのことでした。
ロビーでしばらく待っていると、名前を呼ばれて薬を受付で渡されます。痛み止めの錠剤がひとつと、保護用のコンタクトレンズの予備が一組、それと目薬が4種類。炎症をおさえる薬、細菌の感染を防ぐ薬、そして、血清点眼というのですが、手術前に採血した自分の血液でつくる目薬です。目薬にくらべて傷口を治す効果が高いらしいです。ただし自分の血液でつくったものではないと効き目がないのと、長期保存ができないので、冷凍庫に凍らせておいて解凍したものを4日以内に使いきらなければだめだそうです。あとは普通の目薬(ソフトサンティア)と、目が痛んだときのための痛み止めの目薬も渡されました。
明日の翌日検診の時間予約をして帰ります。そのときの視力はもう既に0.4とか0.5くらいあったような感じです。ぼやけてはいますが、道を歩いて新幹線にのって帰ることも、なんとか問題ありませんでした。鏡で目をのぞきこんでみると、白目が真っ赤になっています。けど、痛いというほどではなく、はれぼったく重たい感じがあるだけでした。
ぼんやりとは見えるのですが、テレビもよく見えないし、手元の文字もぼやけてみえないので、安静にしてるしかすることがありません。事務所で少しメールチェックをした後、夕方ごろ帰宅して、横になって目をつぶっていました。そうして何時間か眠って、起きると、目がひどく痛みます。
煙草の煙が目にしみるあんな感じがずうっと続いて、目が開けられません。ちょっと薄目で開けたら、すごい痛みが走ります。事前に、EPI-LASIKの場合は、手術後二・三日は痛みがあるという説明を受けてはいたのですが、これは尋常ではありません。もらった注意事項の書類を引っ張り出してみると、保護用のコンタクトレンズがずれると、強い痛みがあるとのこと。これじゃないかと思い、鏡を見て確認しようとしても、ぼやっとしか見えないので、目にコンタクトが付いているのか付いていないのかが、はっきりと分かりません。
どうするべきかと迷ったのですが、コンタクトレンズを入れてみることにしました。そのままでは目が開けられないので、痛み止めの目薬をさします。すると、きゅーんとしみるのですが、10秒くらいすると、目を開けることができるようになります。そのすきに、コンタクトを入れようとしました。ですが、日常的にメガネばっかりで、コンタクトはずっと以前に何回か入れたことがある程度だったので、目の中に入れるのが一苦労です。入ったと思っても、ぽろっと落ちたりというのを何回か繰り返して、やっと入ったぽいんですが、よくはわかりません。ただ痛みは少し治まったような気がします。
ちなみに痛み止めの目薬は、一時間に一回しかさしてはいけないのです。それ以上頻繁にさすと、目の回復が遅れるおそれがあるそうなので。痛みはあるとは聞いていたのですが、実際にじゃあ、今感じているこの痛みは、正常な範囲内のものか、それとも何かのトラブルが出たものかが判断しかねるので、その点がとても不安でした。が、それ以上に特にできることもないので、痛みをこらえながら横になり眠りました。

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