映画「LOOPER」を見たぜ。



――タイムマシンの開発が実現するも、法律で使用が禁じられている近未来。法を恐れぬ犯罪組織が、消したい標的をタイムマシンで30年前に送り込み、そこにいる「ルーパー」と呼ばれる暗殺者に標的を殺させていた。凄腕ルーパーのジョーはある日、いつものようにターゲットの抹殺指令を受けるが、未来から送られてきた標的は30年後の自分自身だった――
新しいアイディアが盛り込まれたタイムスリップ映画であり、絶讃する人も多いようなんですが、僕はストーリーやディテールのつじつまの綻びが気になって、どうも、のめり込むことができませんでした。
面白いという感想の人も、一方でアラの多い映画であることは認めているようなので、それが気になるかどうかが評価の分かれ目かもしれません。
この映画、119分で2時間ぴったりなんですよね。ということは、説明不足の部分は、脚本のミステイクではなく、時間制限によるシーンカットが原因かもしれません。
中盤くらいに会話が中心となっていくため、話のテンポが悪くなるところもありました。前評判の高さほど、今年ベスト級という感じでもなかったので、レンタルで見て、脚本のアラを友達と語り合うのが楽しい見方かも。
ジョセフ・ゴードン=レヴィットは、ブルース・ウィルスの顔に似せた特殊メイクをしているらしいのですが、さっぱり分からなかったです。外人の顔の見分けは苦手です。セス役の彼がリトル・ミス・サンシャインのあのお兄ちゃんだということも、後で調べて分かりました。
以下、ネタバレですが、「あれ、ここがおかしいんじゃね?」と思った点を。ストーリーの鍵に触れていますので、映画を見た人だけ読んでください。


○オールド・セスをおびき寄せるために、ああいった手段をとりましたが、結局、現れたセスをただちに殺すわけなんだから、じゃあ、回りくどいことをせずに、ヤング・セスをすぐに殺せばよかったのでは?
○おなじく、ジョセフ・ゴードン=レヴィットを「生け捕りにしろ!」と言ったセリフがあったけど、生け捕りにしなければいけない理由は説明されていないのでは?
○未来では殺人が不可能だという根幹の設定があるのに、ブルース・ウィルスの妻が拳銃であっさり殺されたのは、おかしくね? そういう時代に、拳銃という殺傷兵器を使うのはそもそもおかしい。他のシーンでは、スタンガン的な気絶させる武器も使っていたのに・・・。
○銀の延べ棒をそのまま家に保管していたのはなぜ? 未来には銀行はないんでしょうか。
○セックスシーンが唐突。
○サラが息子の誕生日はともかく、生まれた病院の管理番号をいまだに記憶していたというのは不自然じゃないでしょうか。
○確実に殺す必要があるのに、ルーパーの銃が散弾ではないようなのは違和感。
○あと全体的に、SF設定に関わることを、登場人物のセリフやナレーションで説明させていたのは気になった。超能力に関わることとか。

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