カッコいいこと

ZOZO TOWNを運営しているスタートトゥデイの社是は「カッコいいこと」だそうです。
それだけを聞くと、アパレル系の会社なので、どことなくチャラい!と感じてしまうのですが(偏見)、詳しく知ると、結構本質的で深い社是だと思いました。
例えば、遅刻をした場合、就業規則に違反したということで咎められるのではなく、「遅刻は、あなたにとってカッコいいことですか?」とスタートトゥデイでは問われます。
前澤社長は、ツイッターで彼を批判した女子高生に対して、汚い言葉で罵倒したことがありました。
そのカッコよくない行動が大問題となった翌日、前澤社長は社員ひとりひとりの席を回って、「こういうことをしてごめんなさい」と謝ったそうです。
表現を変えると、自らの考え方の癖、行動の習慣、反射的な対応、欲望や好み、性格や気質など、つまり、自分自身から無理せず自然に出てくるものだけを行動や言葉の指針にするのではなく、「理想の善き自分」を常に目指して、自律をたゆまずに続けていくということです。
昔の「イキ・イナセ」というのもそういうことでしょうし、「俺はいいけど、YAZAWAはどうかな」の名言も、同じことだと思います。「ありの~ままの~」じゃ駄目だということでもありますよね。
ナタリーの大山卓也さんも、ナタリーのさまざまなポリシーの根底には「みっともないことはしたくない」という単純な感情があり、PV稼ぎのためのゴシップ記事や釣り記事、記事のコピペはしないんだ、と述べています。
カッコいいことを追求するためには、我慢、時にはやせ我慢、が必要なんでしょうね。誰かに言われたから、見られているから、それがルールやモラルだから、といった外部からの圧力ではない、内的な部分から生まれる動機です。
カッコいいことは、人によってどう思うかは千差万別で、恣意的につまみ食いしたり、自己欺瞞が入り込むような気もしますが、案外、ベーシックな部分では、広く共有できると思います。それはたぶん、小学生の内に教わるようなことばかりです。
嘘をつかない、悪口を言わない、人を傷つけない、人にやさしくする、時間と約束を守る、相手の立場に立って考える、ご飯は好き嫌いなく食べる……などなど。
あるいはキリスト教の God という存在も、こういう心象に近いのかもしれない。
カッコよく、なりたいなあ。

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